宝箱の中身はね

2005年1月9日 日常
只今深夜二時半で御座居ます。
みつき、帰宅致しました。

いやいや。
楽しかった。
仲間ってよいね、ほんと。

とりあえず、昨日書いたメンバープラス

さつき(小学校からの友人。最高におもしろい。)

しんじくん(藍人と組んでDJとしてる。小学校からの友人。)

も参加決定!

「乾杯!」と会が始まると
待ってましたとばかりにあたしと藍人の話に・・・。

何故か男性陣はみんな
あたしと藍人が付き合ってたことを知っていて、
「別れた」ということも知っていた。

ショックだった。

藍人はお兄ちゃんにも友人にも
みんなにあたしと「別れた」と言っていた。

仕方の無いことだと解ってる。
でも、現実が胸に突き刺さる。

「あいつはバカやから別れて当然!」

「みつきならもっといい人が見つかるって!」

お世辞でも、嬉しかった。

「男見る目ないなー」と言われたけど
誰もあたしを愚かだとは言わなかった。

味方してくれた。

それだけで救われた。

「コンパしよう!」

と言われたけど、

「今は傷心だからいいや。」

とニッコリ断った。

その後も恋愛話で盛り上がる。

さとるくんはこっそりあたしにゆっちゃんが好きだと告白!

ぶーちゃんは蜜との久しぶりの再会に大喜び!

柿くんは「みつきどん大好き」と迫ってくるし!

でもあたしはさつきとしんじくんとまったりしてて。

中学校に戻ったみたいで楽しかった。

その後みんなでボーリングに行くことになり
しんじくんがあたしの車に乗り込んだ。

「ぶっちゃけさ、藍人と別れてショックやったん?」

「めっちゃショックやったよ。」

「そうなんや。」

「正直今でも藍人のこと好きやし。
 でも、もういいの。
 頑張ってって感じ。」

「そっかー。それ本人に言っとくわ。」

「いいよ!絶対言わんといて!」

「でもなー、強がりかもしれやんけど
 友達にはもう冷めたって言ってたみたいやしな・・・」

「そっか・・・」

あの電話は何だったんだろう。
会って話そうって言ってくれたのは。
でも、そんなことはもういいのだ。

あの子は付き合ってた頃のあの子じゃ
もう、ない。

全く別の
あたしのことを好きじゃない
ただの男の子に
なってしまったんだ。

藍人をよく知るしんじくんの口から
ちゃんと聞けて本当によかった。

しんじくんだからよかった。

もう、サヨナラしなくちゃね。

ボーリングでは柿くんにお姫様抱っこしてもらったり、
みんなで変顔プリクラ撮ったり、
いい思い出いっぱい作って解散。

「お互いいい恋しようぜ」とさとるくん。
「ちょっとでもラクになってよかったな」としんじくん。
「また遊ぼう!」とゆっちゃん。
「仲間やでー」とさつき。

みんな、メールありがと。

そして、蜜から電話。

「つらかったね。でもよかったね。
 落ち着いたら思い出の物一緒に捨てようね。」

蜜、大好きよ。

あなたがいなくちゃ、あたしはダメだよ。

みんな。
みんな。
出会えてよかった。

無駄なものなんてない。

あの頃は
全く繋がらなかったみんなが
今ではたくさんの糸で繋がっている。

人生なんて
どうなるかわからない。

明日、明後日、しあさって。

いつ恋するかも、
いつ何が起こるのかも、
全然わからないけど。

だから楽しいんだ。
人生は宝箱だ。
キラキラ輝いてる。

時々
いじわるな魔女が出てきて
あたしをいじめるけど
それさえもスパイスにして。

つらいことも
悲しいことも
涙も
弱さも
全部
食べちゃうんだ。

みつき
だいじょうぶ。

まだ、
立てるでしょ?

うん。
立てるよ。

でも今日だけ、
甘い思い出を食べてもいいかな。

あの子からもらったメール。
見て、思い出して、
そして全部消すから。

さよならするから。

ね。
今日だけ。

ああ。
頑張れ、あたし。
深夜と早朝のあいだ。

今日の蜜とのデエトは
ラーメンを食べに行く事になりまして。

狙うは「とんこつしょうゆ」


で、夜は飲み会をキャンセルして
プチ同窓会をすることになりました。

姫君

あたし(大晦日にふられた女)

蜜(みつきの親友、二股中)

ゆっちゃん(小学校からの友人 自称ビヨンセ)

殿方

ぶーちゃん(中学時代、蜜を好きで相談にのってあげてた)

さとるくん(幼稚園からの腐れ縁、外国語ペラペラ)

柿くん(小学校からの友人 密かに憧れてた)


このメンバーでどうなることやら。

みんな藍人と付き合ってたことを知っているので
突っ込まれるのはきついけど
楽しくなりそうな予感。

やっぱり昔からの仲間っていいもんだ。


乞う、ご期待!

しないって?

じぶんひとり

2005年1月8日 日常
カーテンは閉まっている。

開けるつもりは無い。

天気のいい休日は嫌いだ。

吐き気がする。

今日は晴れている。

気持ちが悪い。

朝が嫌いだ。

やけに清々しい。

昼はもっと嫌いだ。

もっと動けと急かされているようで。

夜は優しい。

目を閉じてもよいと静かに囁く。

暗闇は広く。

すべてを隠してくれる。

弱い
ひねくれ
怠惰
惨め
卑屈

じぶんひとり
うごかせない

じぶんひとり
ままならない

じぶんひとり
おいてきぼり

じぶんひとり
じぶんひとり

海の底

2005年1月2日 日常
考えないでおこうとするのに
頭は全く言う事を聞いてくれない。

笑えていたのはきっと。
別れが現実的じゃなかったから。

もしかしたら。
もしかしたら。

どうせまた。
どうせまた。

やり直すのではないかと
そう思っていたから。

でも、今回ばかりは
そうじゃないようだ。

藍人が言った言葉。

「別れても、今みたいな関係でいたい。
 またどこかで会った時、笑い合える。
 そんな仲でいたい。」

あの子はこの別れを円滑に進めようとしている。

別れは理性で受け止められるものなのだろうか。

もちろん彼との別れを切り出したのはあたしで、
自分で蒔いた種だと一笑されるのは当たり前なのだが。

あたしはひとりになる寂しさより、
ふたりでいる苦しさの方がつらいと思った。

一番近くに居るはずのあの子が
遠く感じるときの
わかりあえないときの
あの感覚。

人は誰しもひとりぼっちで、
誰も自分のものになどなりはしないのに
藍人のことが欲しくて、わかりたくて、
閉じ込めたかった。

藍人は翼を持ってる。
やっと飛べるようになったのが嬉しくてたまらないのか。
真っ白な翼でどこまでも自由だった。

あたしはその翼に恋をした。
時々背中に乗せてもらって一緒に飛んだ。
自分の心が真っ白になるようだった。

だんだん欲張りになったあたしは
藍人を束縛と言う名の鎖で縛るようになった。
そんなのへっちゃらだと鎖をほどいて逃げて行く。
そして気まぐれに帰ってくるのだ、あたしの鳥かごに。

「ただいま」って笑いながら。


今まではね、すぐに

「おかえり」って

言えたのにね。

だって、
嬉しそうに帰ってきてくれるから。

あたしのこと好きって伝わってきたから。


あの朝。

雪の中で。

バイバイしたのは。


もう戻らないって
ことだったんだ。


もう好きだって
伝わってこない。

あの日。
なんで手を握り返さなかったのかな。
あたし。


だって

「みつきちゃんといても
 飛び出していきたくなる」

って

「みつきちゃんと居る時間より
 他の時間が大切」

って言われたら

どうしたらよかったの。


わかった。
我慢するって。
頷けばよかったの。


何で涙が出るんだろ。


あいつも孤独になればいいんだ。
ひとりぼっちになればいいんだ。
さみしくて悲しくなればいいんだ。
あたしに会いたくなればいいんだ。
あたししかいないって思えばいいんだ。
そして離れなきゃいいんだ。

ばか。
ばか。

ばかは誰だ。



海の
底の
底の
底の
砂の中に


もう
眠ろう

猫女 

2004年12月26日 日常
十年来の親友、蜜と飲みに行ったら
一年前から浮気していると
涙ながらに告白され。

あたしはボロボロ泣いてしまった。

何が悲しかったって、
彼女が浮気していた事では無く
一年隠されていた事実が
悔しくてならなかった。

「嫌われたくなかった」

そう言って泣く彼女が痛かった。

「蜜が間違った事をしたら
 あたしは叱る。
 あたしが間違ってたら
 蜜には叱って欲しい。
 だからって嫌いになるの?」

あたし達は友情を越えていると思っていた。

切っても切れない糸で繋がっていると。

「ごめんね。もう隠し事しない。」

そんな蜜もやっぱり好きだ。

可愛くて仕方ないのだ。

あたしは恋愛においても
友情においても駆け引きが苦手で。

特に恋愛は不安になれば
すぐに別れてしまうような
根性無しだ。

あたしという人間
イコール

マイペース
潔癖
熱しやすい
怖がり
思い込みが激しい

上記の五点が浮かぶ。

目指すところは
気ままな猫のような
何にも属さず
依存せず
冷ややかなようで
情に厚く
死に目を飼主に見せないような潔さと
空腹を満たす為に擦り寄るしたたかさと
昼間には太陽の熱に喉を鳴らし
夜には月の光に酔いしれる
素直な感受性を持った
そんな女になりたいのです。

藍人は間違えてCDを
持ち返ってしまったらしく。

泥棒扱いをして
目くじらをたてているあたり
想い人に尻尾を振る
子犬に過ぎないのです。


そうそう。
タイトルを変えさせて頂きました。

ダーリンはペットでは在りませぬもの。

新タイトルを考えていたら
昨日の出来事を思い出した。

ショッピングセンターを出て
車に乗り込む前、
あたしの車は禁煙なので
センターの出口で火を着けた藍人。

付き合った当初は
ポイ捨てを平気でしていたが
「子どものすること」と
叱り飛ばしたら
灰皿に捨てるようになった。

お利口でアル。

「寒いから先に車行きな。
 僕吸ってから行くで。」

「うん」と頷いて行きかけたが、
くるっと振り向いて藍人の正面に
座り込んだ。

ハテナ顔の藍人。

「やっぱり待ってる。
 寂しいし。」

言ってから恥ずかしくなって
下を向いた。

すると2、3回スーハースーハーと音がして
長い煙草のまま灰皿に捨てる。

「行こうか」

「うん」

後ろから尻尾フリフリ付いて行くあたし。

ん?

ペットは

あたしか!

天使と悪魔

2004年12月24日 日常
メリークリスマスイブー

遅れましたが、ma.ki様、こばやし様、サラ様
リンクさせて頂きました。

あたしは本が大好きなので
本のことが書かれているのに惹かれたのと、
文章の流れが格好良いなーと
羨望の眼差しで読ませて頂いています。

イブの出来事。

イブの前夜祭は
とんでもなかった。

精神的に落ちて
飲み会で出会ったちょっと善き人に
なぜかメールしてしまった。

すると、
明日飲みに行かないか
というお誘いの電話在り。

すぐに頷いた。

藍人にメールをしたというのに
一向に返事が来ず。

すべてがどうでもよかった。

「渡したいものがあるから会いたい。」

どうして想い想われている筈のあなたに
こんなに苦しいメールを打たなきゃ為らないのか。

嗚呼。

朝だ。
仕事だ。
起きなくては。

アラームを停めようと
携帯を見る。

「クリスマス会おう。また連絡する。」

いつだって一足遅いのだ。

メールを無視して夕方になった。

近くのデパートに下着を買いに行く。
が、お目当てのツモリチサトが無かったため
偽パイのトリンプ様を購入。

待ち焦がれていた電話が鳴る。

「もしもし」

「ああ。今日どうする?」

「あれ?明日じゃなかったっけ」

「そか。じゃあ、明日な」

すぐに切れる電話。

私達どうしてこうなの。

いつまでたっても何処かぎこちない。
相手が見えない。
分かり合えない。

たぶん。
あたしが会おうが会わないどこうが
何とでもなるのだ。

その後数回のメールのやりとりをして
あたしは約束の飲み会に行った。

二対二。
飲んで食べて大笑いしてむかついて。
楽しかった。

酔っ払ってる善き人も
隣でケラケラ笑ってるももも
無愛想な店員さんも
クリスマスイブなんて関係無くて。

いつもと一緒で
とても良かった。

帰り道、
藍人から電話。

「何してんの?」

「今、帰り道。」

「俺、連れと二人でおるんやけど
 めっちゃヒマしてるんさ。」

「ふーん。」

「あんたひとりなん?」

「そう。」

「そか。そういや明日さ
 俺夕方までバイトでな。
 終わったら速攻会いに行くわ。」

「そか。わかった。」

「じゃあ、またな。」

何よ、えらそうに。

クリスマス一日空けとくって
言ったくせに。

バカバカバカバカバカ。

何が嫌なの?
電話が来たじゃない。

僕が俺に
みつきちゃんがあんたに
変わってる事なんて
気にしちゃ駄目よ。
バイトだって仕方ないじゃない。

笑いなさい。

誰かを好きな気持ちを
粗末にしちゃ駄目。

解ってあげなさい。
受け止めてあげなさい。

そして何より
あなたが自分に正直に
彼を想いなさい。

あたしはいつから二人になったのか。

ジキルとハイド。

明日は久しぶりの再会。

どうなることやら。

天使のあたしに会える事を
祈りなさい。

駄文

2004年12月23日 日常
あと数分でクリスマスイブ。

プレゼントは黒のニットキャップ。

オレンジの袋に入れてある。

特別な日だなんて思わない。

誰かと過ごさなきゃなんて
焦る必要も無い。

ただ怖いのは、
一緒に過ごしたいなんていう望みを
持たなくなってしまった事。

どうせ無理なんだろうなとか。
過ごしてもダラダラするだけなんだろうなとか。
果てしなくマイナス思考。

藍人もそうなのかもしれない。
時間が合うときに、
お金があるときに、
適当に会えばいいと。

もしそう思ってたとしてもいいやなんて
やっぱり思えなくて。

胸がぎゅっと苦しくなる事も、
涙が落ちる事も、
何だかどうでもよくなっている。

ねえ。
藍人。

もしあなたもそう思っているなら
あたしがどうでもいいなら
プレゼントに欲しいよ。

その言葉が欲しい。

わからないことが一番怖い。

本当に好きなら
何かを求めてしまう事が
当たり前って
今更気付いた。

大馬鹿野郎は
あたしだったんだ。

会いたいなんて
きっと思ってない。

会いたいというより
会わなくちゃって
思ってるんでしょう。

やだな。

付き合うということは
相手に求めてしまうから。

諦めるとかしてしまえば、
もうおしまいのような気がして。

覚えてる?

「クリスマス、何しようかな。」

「あたしと一緒に決まってる。」

「もちろんそうだけどさ。」

「んー。何しようね。どこ行く?」

「お金がかからないことにしよ。
 イベントにお金かかるし。」

「何それ。ばか。」

「何分キスできるか挑戦しようか。」

「はいはい。」

ももがね。

言ってたんだ。


「もうやだ。疲れた。」って。

本当にそうだね。

誰かを好きになるって
疲れるね。

あたしは藍人に溺れてるのかな。

振り回されてるのかな。

藍人しか見えてないのかな。

情けない女なのかな。

答えなんてきっとなくて。
誰かの目なんか関係なくて。

自分次第だって
わかってるのに。

今日は果てしなく体調が悪くて
手足が凍ったように冷える。

あの日、あの時絡ませた温もりは無くて。

自己満足。

あなたのこと
わかってあげたいだなんて
包んであげたいだなんて
すべて知りたいだなんて。

返ってこなきゃ
全部意味無い。

どうしてこんな感情があるの。

ただ笑って
空を見上げ
静かに目を閉じ
耳をすませ
王子のキスを待ちながら
眠ってたいな。

あたしが白雪姫に?

笑える。

気持ち悪い。

疲れた。

馬鹿だ。

何もかも。

狂ってしまったのか
何もかも。

それならそれでいい。

自分に酔ってるだけだと
笑い飛ばされたとしても。

怖がる事なんて無い。

あたしは
あたししか
守れないんだから。

ももと泣き濡れる

2004年12月21日 日常
一応幼稚園の先生をしているワタクシ。

可愛がっている、
というか仲良くして頂いている後輩が
二人居りまして。

名は

「ばんび」と「もも」

ばんびは細くて、日本的美人。
しかし、何かにつけて古い。
必殺技はオヤジギャグ。
あたしが開催したコンパで彼氏ゲット。

ももは色白のおしゃれさん。
マイペースでぶっ飛んでる。
必殺技は猫なで声。
最近長年付き合った年下男と破局。

ももは今日、自分をフッた彼氏が
女とコンビニから出て来る所に遭遇。

怒り狂って留守電にこんなメッセージ。

「てめえ。いいかげんにしろよ。
 お父さん連れて乗りこんだるからな。
 待っとけよ。ぼけ。」

素敵。
天晴れ。
お見事。

まあ、新しい女が出来たクセに
ももを抱いてしまった罰ですな。

でも。

「もう帰ろ。」

って教室に迎えに行ったら、
ストーブの下で丸くなってるももを発見。

「どうした?
 もも、つらかったな。
 可哀想に。
 地獄に落としたるから。」

頭を撫でたら、

「うえ〜ん」と泣き出した。

涙をもらってしまいそうだった。

誰かを好きになるってことは、
報われない想いとは、
なんて切なくて、残酷で、儚いんだろう。

鳴らない携帯を
ポケットの上から触ってみた。

胸がギシリと軋んだ。

仕事帰りにももと買い物、ご飯。

もも。頑張ろう。


藍人はあたしの大切な大切なペット、
いや、想い人だったハズなのに。

日曜の夜に旅に出てしまった。

あたしのことが手に負えなくなったと
言い残して。

ねえ、藍人。

実際のところ
藍人じゃなきゃ駄目なんてことない。

キミよりももっと素敵な人が
この世に存在する事は
嫌なくらいわかっている。

でも。
今、
この瞬間を
一緒に過ごしたいと願うから。

だから側に置いてと懇願し、
尽くし、守ってきたのに。

「クリスマスは空けてあるから」

「会わない」

「僕はどう過ごせばいいの」

「ひとりぼっちでお好きなように」

飼主失格。

会いたいのに。

会いたいよ。

会いに来て。

のどの奥に飲み込んだ。

鎖につながれていたのは

あたし。

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