夏が好き。
薄着。
虫の声。
風の心地よさ。
水の冷たさ。
解放される心。
去年の夏。
違う年下の男のコと
同じ公園に行った。
同じ場所で
同じ様に
出遭ったふたり。
ひとりはDJをしていて
サッカーをしているせいか
体格がとてもよく
端正な顔立ちをしていて。
少々神経質なのが
気になったけれど。
夜中にCDを作って持ってきてくれたり
海で星を見たり
あたしの大好きな図書館に行ったり
毎日電話やメールをくれたり
あたしを大切に想ってくれているようだった。
公園につくと
フリスビーをしたり
バトミントンしたり
笑い転げて
じゃれあって
すごく楽しかったはずなのに。
疲れてベンチに座るあたしは
遠い空を見てた。
その一ヶ月後。
もうひとりの子と公園へ。
その子は
MCをしているせいか
歌がとても上手で
悪戯な手と目と唇で
あたしを困惑させた。
前夜に大勢で花火をして
そのまま一緒に朝を迎え
二人きりで夜明けの公園へ。
小雨の中
彼は子犬のように駆け回って
突然居なくなったと思ったら
トンネルから出て来たり
おいでと手を差し伸べてくれたり
あたしをドキドキさせた。
そして
車に乗り込んだ
びしょぬれのふたり。
「つめた。」
「どれ?」
確認するのが
当たり前のように
笑いながら彼は
あたしに口付けた。
(離れたくない。)
首にしがみついて
舌を絡ませて
そっと開けたあたしの目には
その子しか映ってなかった。
二人とも
陽炎のように
消えてしまったけれど。
今でも大事な二人。
夏のあたしを
彩った二人。
薄着。
虫の声。
風の心地よさ。
水の冷たさ。
解放される心。
去年の夏。
違う年下の男のコと
同じ公園に行った。
同じ場所で
同じ様に
出遭ったふたり。
ひとりはDJをしていて
サッカーをしているせいか
体格がとてもよく
端正な顔立ちをしていて。
少々神経質なのが
気になったけれど。
夜中にCDを作って持ってきてくれたり
海で星を見たり
あたしの大好きな図書館に行ったり
毎日電話やメールをくれたり
あたしを大切に想ってくれているようだった。
公園につくと
フリスビーをしたり
バトミントンしたり
笑い転げて
じゃれあって
すごく楽しかったはずなのに。
疲れてベンチに座るあたしは
遠い空を見てた。
その一ヶ月後。
もうひとりの子と公園へ。
その子は
MCをしているせいか
歌がとても上手で
悪戯な手と目と唇で
あたしを困惑させた。
前夜に大勢で花火をして
そのまま一緒に朝を迎え
二人きりで夜明けの公園へ。
小雨の中
彼は子犬のように駆け回って
突然居なくなったと思ったら
トンネルから出て来たり
おいでと手を差し伸べてくれたり
あたしをドキドキさせた。
そして
車に乗り込んだ
びしょぬれのふたり。
「つめた。」
「どれ?」
確認するのが
当たり前のように
笑いながら彼は
あたしに口付けた。
(離れたくない。)
首にしがみついて
舌を絡ませて
そっと開けたあたしの目には
その子しか映ってなかった。
二人とも
陽炎のように
消えてしまったけれど。
今でも大事な二人。
夏のあたしを
彩った二人。
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