不機嫌ハニー

2005年1月14日 日常
今日は行きたくもないのに
友達にもなりたくないのに
どうでもいい男性と
飲みに往きました。

彼はお酒を10杯は軽く飲んで、
ドライブーと行ってあたしの車に乗り込み、
起きていたのは最初の五分という
最悪の金曜日を演出してくださいました。

彼が眠ってしまい、車がカーブした時。
彼の首があたしの肩に触れた。

(あいと)

え。

なんで。
なんで。

なんであの子を思い出したの?

あの子のクセ。

車に乗ると
あたしの肩に
こてんともたれかかる。

「ん〜」と声を出して甘える。

リハビリは成功の一途を辿っていたというのに、
振り出しに戻ってしまった。

寝ぼけている彼を
冷たい口調で車から追い出して
急いで駐車場を出る。

早く何処かへ
ここではない

そう
我が家へ。

帰りたかった。
逃げたかった。
惨めだった。
情けなかった。
愚かだった。

こんなことしてたって
心の隙間は埋まらない。

余計に広がり、
波紋が出来た。

穏やかな日々こそが
あたしの居場所だったのに。

「みつきは潔癖だから。」

いつか蜜がそう言ってたっけ。

要らない人は要らない。

アナタは要らない。

サヨウナラ。


ももから「どうだった?」とメエルが来たので
「もうこんなことはしない」と返信。

何があったというわけでもなく
本当にキレイ過ぎるほどクリーンな
そんな時間だったのに。

掻き乱された事がイヤで仕方ない。

いや。
彼は何も悪くないのだ。

あたしがもがいてるだけ。

毛布の上で愚図る赤ん坊。


やっと我が家に着いて
ベットに寝転んだら
幸福感が体を包み込んで
まるであの子にぎゅっとされたようで
泣きそうになった。

そんなあたしを呼び出す携帯音。

なつねえだ。

「みつき、あたし彼氏と別れた。」

「え?・・・ちょっと待って。え?」

「別れちゃったよ。」

「え。・・・え?ど、どっちから。」

「向こうから。」

「・・・なにそれ・・・」

「何かすごく冷静。実感ない。あたしどこに居るんやろう。」

「今すぐ行くわ。今どこ?」

「家やけど大丈夫。」

それから二人で泣きながら話した、聞いた。

なつねえと彼氏さんはあたしの憧れだった。

どうしてこんなことが。

残酷だ。
無情だ。

そして、
人の気持ちは

どうしようもない。

そしてあたしは
意味もなく
また不機嫌になるのだ。

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