十年来の親友、蜜と飲みに行ったら
一年前から浮気していると
涙ながらに告白され。
あたしはボロボロ泣いてしまった。
何が悲しかったって、
彼女が浮気していた事では無く
一年隠されていた事実が
悔しくてならなかった。
「嫌われたくなかった」
そう言って泣く彼女が痛かった。
「蜜が間違った事をしたら
あたしは叱る。
あたしが間違ってたら
蜜には叱って欲しい。
だからって嫌いになるの?」
あたし達は友情を越えていると思っていた。
切っても切れない糸で繋がっていると。
「ごめんね。もう隠し事しない。」
そんな蜜もやっぱり好きだ。
可愛くて仕方ないのだ。
あたしは恋愛においても
友情においても駆け引きが苦手で。
特に恋愛は不安になれば
すぐに別れてしまうような
根性無しだ。
あたしという人間
イコール
マイペース
潔癖
熱しやすい
怖がり
思い込みが激しい
上記の五点が浮かぶ。
目指すところは
気ままな猫のような
何にも属さず
依存せず
冷ややかなようで
情に厚く
死に目を飼主に見せないような潔さと
空腹を満たす為に擦り寄るしたたかさと
昼間には太陽の熱に喉を鳴らし
夜には月の光に酔いしれる
素直な感受性を持った
そんな女になりたいのです。
藍人は間違えてCDを
持ち返ってしまったらしく。
泥棒扱いをして
目くじらをたてているあたり
想い人に尻尾を振る
子犬に過ぎないのです。
そうそう。
タイトルを変えさせて頂きました。
ダーリンはペットでは在りませぬもの。
新タイトルを考えていたら
昨日の出来事を思い出した。
ショッピングセンターを出て
車に乗り込む前、
あたしの車は禁煙なので
センターの出口で火を着けた藍人。
付き合った当初は
ポイ捨てを平気でしていたが
「子どものすること」と
叱り飛ばしたら
灰皿に捨てるようになった。
お利口でアル。
「寒いから先に車行きな。
僕吸ってから行くで。」
「うん」と頷いて行きかけたが、
くるっと振り向いて藍人の正面に
座り込んだ。
ハテナ顔の藍人。
「やっぱり待ってる。
寂しいし。」
言ってから恥ずかしくなって
下を向いた。
すると2、3回スーハースーハーと音がして
長い煙草のまま灰皿に捨てる。
「行こうか」
「うん」
後ろから尻尾フリフリ付いて行くあたし。
ん?
ペットは
あたしか!
一年前から浮気していると
涙ながらに告白され。
あたしはボロボロ泣いてしまった。
何が悲しかったって、
彼女が浮気していた事では無く
一年隠されていた事実が
悔しくてならなかった。
「嫌われたくなかった」
そう言って泣く彼女が痛かった。
「蜜が間違った事をしたら
あたしは叱る。
あたしが間違ってたら
蜜には叱って欲しい。
だからって嫌いになるの?」
あたし達は友情を越えていると思っていた。
切っても切れない糸で繋がっていると。
「ごめんね。もう隠し事しない。」
そんな蜜もやっぱり好きだ。
可愛くて仕方ないのだ。
あたしは恋愛においても
友情においても駆け引きが苦手で。
特に恋愛は不安になれば
すぐに別れてしまうような
根性無しだ。
あたしという人間
イコール
マイペース
潔癖
熱しやすい
怖がり
思い込みが激しい
上記の五点が浮かぶ。
目指すところは
気ままな猫のような
何にも属さず
依存せず
冷ややかなようで
情に厚く
死に目を飼主に見せないような潔さと
空腹を満たす為に擦り寄るしたたかさと
昼間には太陽の熱に喉を鳴らし
夜には月の光に酔いしれる
素直な感受性を持った
そんな女になりたいのです。
藍人は間違えてCDを
持ち返ってしまったらしく。
泥棒扱いをして
目くじらをたてているあたり
想い人に尻尾を振る
子犬に過ぎないのです。
そうそう。
タイトルを変えさせて頂きました。
ダーリンはペットでは在りませぬもの。
新タイトルを考えていたら
昨日の出来事を思い出した。
ショッピングセンターを出て
車に乗り込む前、
あたしの車は禁煙なので
センターの出口で火を着けた藍人。
付き合った当初は
ポイ捨てを平気でしていたが
「子どものすること」と
叱り飛ばしたら
灰皿に捨てるようになった。
お利口でアル。
「寒いから先に車行きな。
僕吸ってから行くで。」
「うん」と頷いて行きかけたが、
くるっと振り向いて藍人の正面に
座り込んだ。
ハテナ顔の藍人。
「やっぱり待ってる。
寂しいし。」
言ってから恥ずかしくなって
下を向いた。
すると2、3回スーハースーハーと音がして
長い煙草のまま灰皿に捨てる。
「行こうか」
「うん」
後ろから尻尾フリフリ付いて行くあたし。
ん?
ペットは
あたしか!
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